まじめ系クズの主張

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友人キャラは大変ですか? 1巻 感想 ネタバレあります

85点

面白かったです

作者の過去作の「瑠璃色にボケた日常」を全巻読んでいてそちらもとても面白かったため読む前からだいぶ信頼して読めたのですがこちらの作品も面白かったです。

どんな話かをかいつまんで言うと

主人公の小林一郎は幼少の頃からいわゆる『主人公』の『友人キャラ』を志す男子高校生です。

『友人キャラ』とはなんぞや?というと例えば『主人公』がヒロインキャラと話をしていると「おいなんでお前と学園一番の美少女である〇〇さんが親しげに話してるんだよ!」みたいなこと言い出すラノベやギャルゲで出てくるあいつです

小林一郎が自分の『主人公』として選んだのが火乃森龍牙というスター性溢れるイケメンです。

そんな一郎の『主人公』に選ばれた火乃森龍牙の裏の顔は人類の敵である「使徒」との戦いに明け暮れる正義の味方だった

しかしその事実にむしろ『友人キャラ』を追求せんとしたい小林一郎は喜び勇み、龍牙とヒロインズの使徒との戦闘シーンを見学していることをバレるなどのミスを犯しながらも日常を過ごしていた

けれどある日ひょんな事から実は火乃森龍牙の正体は女の子であることが発覚して・・・小林一郎は『友人キャラ』としてさてどうなる?!・・・みたいな感じの物語です

かなり色々と端折っていますw

こっから感想

結構挑戦的なテーマというか面白い試みのライトノベルだと思います。

他にも似たような設定のラノベがあるのかないのかわかんないですけど少なくとも僕は初めて読む感じです

この作品がどういう類の面白さなのかを言葉で説明するのがちょっと難しいですけどそれでも試みてみると『お約束を守ることによる面白み』とあえて『お約束を破る面白み』のカオス具合って感じです。自分でも一体何言ってるのかわからないですけどこの作品すごいカオスなんですよねwそれだけは確か。そしてこれが面白い

あぁ後主人公(?)の小林一郎のキャラクターもいい。

『友人キャラ』に並ならぬ執着を見せておりある意味一本筋が通っているキャラで読んでいて好感が持てる。やっぱ主人公に好感が持てるってすごい大事ですね。

 

別にダメというわけではないんですが龍牙以外の三人のヒロインキャラがほとんどと言っていいくらい一巻では魅力がないというかキャラが立ってないというのが挙げられますねwとはいえ一巻においては作者が意図的にそうしている部分もありますしそれが逆に面白いというのもあるのでまぁ人によってその辺の判断は好き好きですね

 

この作者のすごいなと思うところはよくこんな滅茶な設定で破綻させずにしかもしっかり面白く物語を書き上げるなというところです。

前作の瑠璃色にボケた日常を読んだときも思いましたけどこの作者はライトノベル作家という職業がすごい天職な人だと思います。「友人キャラは大変ですか」は仮に他の人間がこの設定を思いついたところで多分一巻すら書き上げきれないのではないかと思うんですよね。少なくともこの作者ほど面白く書き上げるのは難しいと思います

まぁ女の子はさっきも言った通り龍牙以外の三人トリオは少なくとも一巻の時点ではほとんど空気なんでその辺も次巻に期待ですね。