初恋はメーテル

漫画の考察やライトノベルの感想をメインに書かせてもらっています

ジャナ研の憂鬱な事件簿 1巻 2巻 ネタバレあり 感想


ちょっと前にブックウォーカーで180円のセールをやっていたのでお試し感覚で何の気なしに購入

けどこれが最近読んだ中では素直に『当たり』だと思えたラノベの一つ

85点くらい

 

 

ミステリー推理ものとして普通に完成度高いし面白いと思う

日常系ミステリーに分類されるののかな?それとも学園ミステリーとかかな?

主人公の推理するときの論理展開の説明の仕方とかでくどいというか違和感を感じる箇所があるにはある。あるんだけど多分巻数を経ればその辺はどの作家さんも自然に克服してしまうことが多い類の欠点な気がするから特に問題はないのではないかと。

それに作品の大筋の部分の完成度を著しく毀損するようなもんでもないし実際に1巻から2巻にかけてもだいぶ減ったと思う。3巻ではかなり改善されていて気にならなくなっているんじゃないかな。俺ガイルでも序盤の巻で経験した感じのアレに近い。んで俺ガイルでも3巻くらいでは感じなくなったやつ。いや感じなかった人には全く伝わらない例えだけどさw

似た感じの作品で言うとやはり氷菓っていうか古典部シリーズをどうしても想起させられるのかなぁ。
特に主人公の推論の結論までへの導き方は近い気がする。あと主人公がやれやれ系とまでは言わないでも消極的なところも共通してるのかな

けど日常ミステリーというか推理ものでかつ学園ものでってなったらどうしても部分部分で寄らざるを得ないところもあるでしょうしそれで評価が左右されてしまうのは少し酷ではないかと。僕はあんま気になんなかったし。

あと『現実的に起きうること』と『いやいや起きないでしょっw!』のライン取りは絶妙だなぁと思った。これ以上に現実的よりになっちゃうとつまらなくなってしまう気がするし非現実寄りになったら白ける気もする。
その点では古典部シリーズよりも『より非現実寄り』というか『ラノベより』だけどそういうとこも諸々含めてジャナ研の方が僕は好みかな

読後の白とも黒とも割り切れないモヤモヤ感は読者を選ぶかも。僕は好きだけど

個人的には2巻の手紙から内容を推理する話がお気に入り。良い意味でなんか『ゾッと』させられた。良い意味でね

 

作者さんは新人なんやね

ってかこの作者さんの他の作品ねえんかなぁと思って調べて見たらどうも新人さんらしいですね。別名義でやってるとかじゃないのならば
新人さんでこの完成度は素直に筆力高いなぁと感じた

友情描写好き

この作品はメインヒロインとか女の子がどうこうというよりも個人的には主人公と親友の二人の友情描写がなんか個人的にすごくハマった
なんだったら親友三人組とモブだけでも成立すると思う
奇抜な設定とか読んでると寒くなってしんどくなる登場人物通しのわざとらしい掛け合いとかないし

友人キャラ2人のラノベっぽい設定はマックスで関西弁とミュージシャンとスポーツ万能くらいだしね。

とても自然に長い年月を一緒に過ごしてきた気のおけない親友感を上手に描写してると思う

 

水村先輩かっこE

水村パイセン何者なの

高校でてすぐにアフリカ飛んで児童労働の実態調べてるってジャーナリズム精神ありまくりかよ!すげえな!

下の名前は『零時』ってちょっとドキュン気味だけども!

 

テンポはかなりいい

テンポは他のミステリーものと比べてもかなりいいのではないかと

今のところ基本単話形式なのも好印象

『主人公のどうやらワケありな感じの暗い過去編は5、6巻らへんで明かされんのかなぁ』と思ってたら2巻で完全に明かされちゃって『早っ!』ってちょっとびっくりした。

漫画でも映画でもテンポ悪い作品は極端に嫌いなんで嬉しいんですけどもね。
ただこんな感じで進んでいくとしてヒロインの真冬先輩が学校を卒業して終わりなのだとしたらこの作品はわりかし早く終わるのかなぁ。5巻くらい?
たださっきも言った通り面白さをヒロインとか萌えに比重を置いてないので別に続けようと思えばネタがある限りは続けられそうでもあるんですけども。

この完成度を維持できるなら可能なかぎり長く書いて欲しいなぁと思ってるんだけどもどうなんだろう